1992年10月発売のヒット曲と話題

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B’z 「ALONE」

 作詞:稲葉浩志/作曲:松本孝弘
 (68万枚/年間10位)

 スローなこの曲が出たときに、ちがうんじゃないかと思った。みんな、こういうの、やりたがるけど、好きキライはべつにして、B’zはTMNの二番煎じって先入観をもってたから。「BE THERE」あたりを聴けばよくわかる。3月の「LADY NAVIGATION 」まではまだその感じを残してた。結果的には、これが転換点で、TMもどきを脱し、イメージとしてのシンセサイザー色は後退する。
 
 

工藤静香「メタモルフォーゼ」

 作詞:松井五郎/作曲:後藤次利
 (25万枚/年間50位)

 このころ、〈メタモルフォーゼ〉って言葉にハマってた。でも、工藤静香が歌ってたなんて知らなかった。
 
 

DREAMS COME TRUE「忘れないで」

 作詞:吉田美和/作曲:中村正人
 (20万枚/年間78位)

 前年の冬に、ユーミンが苦労の末、アルバムで200万枚を突破したばかりというのに、翌月発売のアルバム『MILLON KISSES』 はまだ代表作と言えないのに、すでに236枚売れている。先人の苦労というのは、ねぎらわれないまま、更新されるものだ。この後、アルバム・セールス面では、ドリカムがユーミンに代わる存在となっていく。チャゲアスのシングル・セールスなどを見てもわかるように、80年代とは単純に比較できないが。
 
 
●長渕剛「しゃぼん玉」

 作詞/作曲:長渕剛
 (75万枚/年間8位)
 
 
●UL-SAYS 「BEGIN THE 綺麗」

 作詞:松井五郎/作曲:羽田一郎
 
 
●森高千里「ファイト!!」

 作詞:森高千里/作曲:高橋諭一
 
 
■音楽Topic 1991.10

 宮沢りえのヌード写真集『Santa Fe』の全面広告が新聞に載った(翌月13日発売)。トップアイドルが人気絶頂期にヌードになったと話題騒然。カメラマンの篠山紀信が日本初ヘアヌード写真集となった樋口可南子『water fruit 』につづいて発表。事実上ヘア解禁時代が到来した。りえのは〈ヘア〉なのか?
 このころ知り合った女の子がボクの友人につけたあだ名が「ジョージ」。山本譲二だ。ヒットから10年たってなお通用するすごさ!

 29日、島田紳助が『EXテレビ』で得意のホラ話を披露。清滝で岡っ引きを見た話が全国区で流れたのは、このときがはじめてのはず。
 
 
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