細川たかし「北酒場」
作詞:なかにし礼/作曲:中村泰士
(64万枚/年間5位)
これは当時、日本のTV界を支配していた萩本欽一の功績が大きい。一時期、自分の番組で準レギュラー的に起用して、「ここで、『細川さん』って、合いの手を入れよう!」などと〈得意の〉ツッコミのサカナにした。新鮮だったのは、明るい演歌だったこと。♪北の酒場通りには 髪の長い女が似合う~。メロディも耳になじみやすく、話題提供系の歌詞はウケがいい。
近藤真彦「ふられてBANZAI」
作詞:松本隆/作曲:筒美京平
(52万枚、年間10位)
♪番台 番台 ああ フロ屋の フロ屋の チェチェチェチェ~と替え歌されていた。いまや、番台がわからんか? 小学生男子憧れの職業のひとつだった。
■音楽Topic 1982.03
30日。YMOが〈トリオ・ザ・テクノ〉と名乗って、『THE MANZAI』の舞台に立ち、ネタを披露。なにがすごいって、このためだけに出てきて、演奏していない。それでも、じゅうぶんで、坂本龍一が「忌野清志郎のモノマネをします」と言っただけで、客席はすごいことになって、イエロー・マジック・オーケストラだけに黄色い声援が飛ぶ。高橋ユキヒロはほとんどビョーキ。81年におわったとされる漫才ブームはまだ少し残ってた。
【関連記事】
60年代のヒット曲と話題
70年代のヒット曲と話題
80年代のヒット曲と話題
90年代のヒット曲と話題
00年代のヒット曲と話題
10年代のヒット曲と話題
最新ランキング