ナイアガラ・トライアングル「A面で恋をして」
作詞:松本隆/作曲:大瀧詠一
ナイアガラ・トライアングルと言えば、この曲だが、いまや若い世代は「A面ってなに?」ってなもんである。このトライアングルは、大滝詠一、佐野元春、杉真理の3人で、アルバム『NIAGARA TRIANGLE Vol.2』を発表している。大滝詠一、山下達郎、伊藤銀次による第1期ナイアガラ・トライアングルは別物(コンセプトは共通しているが)。
中島みゆき「悪女」
62万枚、翌年6位。作詞/作曲:中島みゆき。カルト的な人気を誇る中島みゆきがグッと世間に知られた曲。CMに使われてたよね? 珍しく1番だけなら、ユーミンとちがわない。♪悪女になるなら 月夜はおよしよ 素直になりすぎる~という、うまいフレーズは友だちでなく、自分に言っている。〈土曜でなけりゃ 映画も早い〉はちょっと笑える。2番になって、サスペンス・ドラマ調に。〈悪女〉の意味ちがうと思う。
松田聖子「風立ちぬ」
作詞:松本隆/作曲:大瀧詠一
(38万枚/年間34位)
松田聖子はのちに裏話を語っている。
「『白いパラソル』とか『風立ちぬ』とかあの辺は、テレビに出ても、レコーディングしても声が出ないんですよ。疲れてたんでしょうね。で、なんか急にね、なんてことはないんだけども、突然悲しくなってきたりするんですよね」
「泣くんですね。車の中とか、移動の間とか。なんかイヤとか言って。でもイヤと言っても行かなきゃならないから。でもそういうのって苦労じゃないでしょ。好きでやってることだったし、いつも夢の中にいるみたいで」
もんた&ブラザーズ「デザイアー」
作詞:園部和範/作曲:もんたよしのり
(29万枚/翌年36位)
〈一発屋〉と言われる人たちは、たいてい次の曲まではヒットする。これもそう。ボクはキライじゃなかったけどな。「ダンシング~」ほどのインパクトはなかったけど、期待はずれということもなく、ツイストぐらいにはなれた気がするのに。かなりたって、ラジオに出たとき、バンドのメンバーさがしてた。
大貫妙子「黒のクレール」
作詞/作曲:大貫妙子
ヨーロピアン三部作の最後のアルバム『クリシェ』の1曲目で、シングル・カットされた。
松谷祐子「ラムのラブソング」
作詞:伊藤アキラ/作曲:小林泉美
アニメ『うる星やつら』(〈うるぼしやつら〉じゃないよ)の、いわゆる、おわりの歌だ。〈ああ 男の人って/何人好きな人がほしいの〉と歌う。これも立派なアイドル歌謡と思う。ラムはアニメ界のアイドルだっちゃ、てか。
♪あんまりソワソワしないで
あなたはいつでもキョロキョロ
よそ見をするのはやめてよ
私が誰よりいちばん
●柏原よしえ「ハロー・グッバイ」
作詞:喜多條忠/作曲:小泉 まさみ
(27万枚/翌年45位)
●山下久美子「雨の日は家にいて」
作詞:竜真知子/作曲:馬飼野康二
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