松山千春「長い夜」
作詞/作曲:松山千春
(86万枚/年間5位)
長い夜というよりは、長い息の肺活量耐久ソング。
♪な~が~~い~よ~る~を~
とどこまでひっぱれるかが勝負。体育会系フォーク。見た目は体育会系じゃなかったんだけどね、当時は。あ、こういう地味な兄ちゃんいる、近所にって感じ。人間、トシをとると説教が好きになるが、だんだん説教のための説教になって、言ってることの整合性がなくなったり、あとに引けなくなってきたりする。
松田聖子「夏の扉」
作詞:三浦徳子/作曲:財津和夫
(56万枚/年間14位)
ハスキーな声。松本隆時代以前の代表曲。♪フレッシュ! フレッシュ! フレッシュ!
田原俊彦「ブギ浮ぎI LOVE YOU」
作詞/作曲:宮下智
(48万枚/年間24位)
強引なタイトルだが、いかにもトシちゃんらしい曲。
西田敏行「もしもピアノが弾けたなら」
作詞:阿久悠/作曲:坂田晃一
(47万枚/年間25位)
芸人の漫談でネタにされてた。
「もしもピアノが弾けたなら……弾けてから言えっちゅうねん」
もちろん、弾けたら、成立しない歌なんだけどね。ホントの歌詞は。
●石川ひとみ「まちぶせ」
作詞/作曲:荒井由実
(39万枚/年間33位)
●クリエイション「ロンリー・ハート」
作詞:大津あきら/作曲:竹田和夫
(37万枚/年間37位)
■音楽Topic 1981.04
クインシー・ジョーンズ「愛のコリーダ」が31万枚、年間46位のヒット。たしかに、よくかかってた。大島渚監督『愛のコリーダ』(76)は女が愛人のチンポを切ってもっていたことで有名な阿部定事件を扱ったフランス映画。カンヌ国際映画祭ではじめて上映され、大反響と大絶賛。興行面でも、フランス、ブラジルの記録を塗り替えるほど。しかし、文化後進国=日本では、大幅修正版しか上映されず、真価は理解されずじまいだった。
11日。プロ野球で初のマスコットを阪急ブレーブスが採用。〈ブレービー〉デビューした。
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