マンガ家とはなにかを考えさせられる『漫勉』が帰ってきた

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 『漫勉』は2nd Seasonになっても、やっぱりおもしろい。

「命を削っても読者を楽しませたい」
 という浦沢直樹がネコを7匹飼う少女マンガの神様から話を聞き出し、描く姿を見つめる。手塚治虫の『新選組』に影響を受けて、道を決めた女子高生、親の反対によるカットウ、現在もなお午後1時~深夜3時まで仕事するようす……
「48年間こまかな表情をないがしろにせず」

 〈読者〉って言葉を感じた。1対1の関係だ。

 創作者を追うだけの番組がなぜおもしろいのか。尊敬の気持ちまでわいてくる。

 主題歌も浦沢直樹が歌っている。

 ♪ふざけることにマジメなあの人は
  上手に切り抜けるのがヘタクソで
 
 
P.S.

 べつの特番で、浦沢直樹の展覧会に訪れ、その場からなかなか動こうとしない小学生の女の子が印象的だった。彼女はマンガ家になりたいのだという。