能年玲奈復活?!文春で『あまちゃん』時代とその後の悲惨を語る

Pocket

 朝ドラ『あまちゃん』の天野アキ役で大ブームを巻き起こしながら、その後、所属事務所とのトラブルによって、表立った活動がほとんどなかった能年玲奈。週刊文春で阿川佐和子を相手に、これまでの経緯を語った。

 その話の中で、もうけ役的にカッコいいエピソードを紹介されたのがドラマでは母親・春子を演じた小泉今日子だ。初対面から、
「私たちがあなたを守るからね。安心して」
 と声をかけたという。逆に言うと、新人の主演女優というのは、守られなきゃいけないような存在なんだね。他にも、人見知りする能年玲奈に、
「どういう音楽が好きなの?」
「私のオススメはね~」
 などと話しかけつづけたという。カッコいいぜ、キョンキョン。

 モデル出身の能年玲奈は憧れの新垣結衣が先輩がいるからということで、事務所を選んだらしい。上京して寮生活、月給5万というのは、まあ、珍しくないのかもしれないが、マネージャーが新人で扱いがひどかったようだ。『あまちゃん』撮影時は、サイフには1円玉しか入っておらず、
「明日着ていく下着もないような時がありまして」
 とドラマで自分が演じていたアイドルよりも悲惨な生活を送っていた。

 そんなとき、手をさしのべてくれたのが洗脳疑惑報道もあった女性演出家だった。能年玲奈の言葉を信じるなら、真相はぜんぜんちがったということになる。いずれにせよ、いろいろ書かれたことについては、
「それが果たして、うつうつと考え込むほど自分にとって重要な事か疑問にしたとき、そうでないと気付きました」
 と、ふっきった心の動きを語った。

 その言葉に涙ぐんだという阿川佐和子はあとがき(一筆啓上)で、「係争中の案件なので」すべてを載せることができなかった胸をことわっている。

 能年サイドの解釈では、6月いっぱいでもって事務所との契約は切れたことになっているが、まだゴジャゴジャやってるみたいだ。

 そんな能年を尻目に、『あまちゃん』後にいちばん出世したのは、小泉今日子(春子)の若き日を演じた有村架純ってことになる。少しまえの文春では、一般人の間では、いまだに能年玲奈の人気と期待が高いというアンケート結果が報じられていたが。
 
 
  『週刊文春』2016年 7/21 号 ⇒ 詳細はこちら
 
 
P.S.

 文春にリンクはろうとしたら、Kindle版は能年玲奈未収録でやんの。大人の事情ってやつかね。

 文春発売後の土曜日に、能年玲奈の数少ない『あまちゃん』後の仕事である映画『ホットロード』が地上波で放送された。
 
 
  『ホットロード』 ⇒ 詳細はこちら