『MORE』の連載最終回で貫地谷しほりが女優としての資質を口にする

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 同世代が読者層の雑誌『MORE』で観劇の感激をランター相手に語ってきた貫地谷しほりの連載がついに最終回を迎えた。最後とあって、1年3ヵ月の連載期間をふり返った。『もとの黙阿弥』演出家・栗山民也といっしょにやれた経験や去年観た中でいちばん心に残った舞台『悲しみよ、消えないでくれ』(作・蓬莱竜太)などについて。

 その流れで、自身の演出家との関係についても、もらしていた。

「私、お芝居に関して打ちのめされた経験がないんです。だから、それだけ熱いものに触れられることがうらやましいし、いつかは体験してみたい世界だと思いました。ただ、そんな厳しい演出に耐えられるのか自信はないですけど(笑)。」

 以前、やすよ・ともこが中川家との対談の中で、
「私らって、すべったことないやんか」
 と言ってたのを思い出した。だから、スベリ芸のできる人らってすごいと思うって話なんだけど。