『ヘルタースケルター』で沢尻エリカがヌードを披露

Pocket

 もともと、ストーリー性よりは文学的なニュアンスのある岡崎京子の原作を本業・写真家の蜷川実花が演出。というわけで、娯楽よりもしんどさが目立つ。おなじようなヘヴィーな内容の『ヒミズ』とおなじ2012年の映画だったというのが興味深い。

 あとはどこを見るかという個人の好みになるわけだが、話題は5年ぶりに復帰と騒がれた沢尻エリカが乳首を出して、楽屋でバックでやられたり、寺島しのぶにナメさせて、「マンコ」って言ったりといったようなこと。

 この人、サイボーグ的なヴィジュアルも、芸能界にいずらくなったスキャンダルも、この役のためっていう感じがするぐらいのハマリ具合なのがおもしろい。ただ、演技をしなきゃダメなところはちょっとしんどくて、水原希子あたりの方が役の解釈に合ってる。

 沢尻エリカは撮影後、イベントを欠席しなきゃならないほど役が抜けなったという。このまま、この路線で行きゃあよかったのに、かわいさへの欲があるから(というか、おそらく素の本人はそれほど悪女じゃなんだと思う)、『ファースト・クラス』で菜々緒にしてやられた。
 
 
  『ヘルタースケルター』 ⇒ 詳細はこちら