2003年12月発売のヒット曲と話題

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河口恭吾「桜」

 作詞/作曲:河口京吾。

 3年前に作ったって言ってた。それがホントかウソかは問題じゃない。ネタかぶってたら、ひっこめろ。曲調も歌唱もかもしだすテイストもみんな森山直太朗といっしょじゃねえか。そのおかげでデビューって感じ。で、買ってるやつも、みんな、森山直太朗的なものを求めている。それじゃ、アジアの露店で売られているまがい物の時計やサイフと変わらん。素朴なキャラがよけいに恥ずかしい。
 
 

TOKIO 「ラブラブ マンハッタン」

 作詞:宮藤官九郎/作曲:富澤タク

 曲はよく覚えてないけど、主題歌となった『マンハッタンラブストーリー』はこの冬ボクの想い出のドラマとなるだろう。女が木曜日(だっけ?)部屋にくると、いつもつけてたからだ。松岡昌宏が喫茶店の店長で主演。クドカンの才能がどの程度かは2時間サスペンスの定番俳優=船越英一郎を船越英一郎役で登場させたあたりでわかる。心配なのは、キョンキョン。浅野温子化しかけ?
 
 

平原綾香「Jupiter」

 作詞:吉元由美/作曲:G.Holst
 (万枚/年間位)

 んー、なんていうのか、いまの時代にはじまったことじゃないのかしれんが、プレス向きに書く材料の多いやつの勝ちなのか? たしか現役音大生。祖父も父もラッパ吹き。ほんでもって、ホルスト(クラシック音楽)の組曲のなかの「木星」に日本語詞をつけた。でも、作詞も編曲もペンネームじゃないんでしょ? 他人でしょ? 有線から火がついたっていう歌唱は中島美嘉系。
 
 

萬Z(量産型)「日本ブレイク工業 社歌」

 作詞/作曲:MANZO

 インターネットだかで発表していたインディーズもの。タモリの番組で取り上げられて話題になり、メジャー・リリースされた。建物をこわすのが仕事らしい架空会社の社歌。使われる工具や用語を巨大ロボットアニメの武器のように見立てたハードロックで、もともとハードロックとアニメは相性がいい。巨大ロボットって産業のイメージだよなってとこを料理した。そこからのひねりはなし。C/Wはフォーク調。
 
 

大塚愛「さくらんぼ」

 作詞/作曲:愛

 2枚目のこのシングルが息の長いヒットとなり、3月にオリコンの5位を記録。女子の定番カラオケソングとなった。
 
 

佐野元春「君の魂大事な魂」

 作詞/作曲:佐野元春

 シングルのリリースはひさしぶり。制作の伸びているアルバムの発売は来年の3月になるそう。ライヴで演奏されていた楽曲などから期待していただけに残念だ。この曲は「Sail on 」の仮題で演奏されていたもの。
 
 
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