2000年08月発売のヒット曲と話題

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SMAP「らいおんハート」

 作詞:野島伸司/作曲:小森田実
 (128万枚/年間6位)

 この歌、着想が岡村靖幸のパクリか? 先週の「らいおんハート」の評価がやっぱり、ちょっと高すぎたかなあって反省してたら、セールス的には年間6位やねんな、妥当か。でも、作詞・野島伸司やろー。おれ、あいつキライやねん。いままた深キョンと噂になってるやん。才能ないクセに、人気脚本家ってのがムカつくよな。
 
 

慎吾ママ「慎吾ママのおはロック」

 作詞/作曲:小西康陽
 (105万枚/年間12位)

 ピチカートの小西っぽいアレンジと思ったら、まさにそうだったのね。『サタ★スマ』内〈慎吾ママのこっそり朝御飯〉テーマ・ソング。番組は見てなかったけど、ラジオで流れるようになるなり、注目した。こういう子供向けの楽曲って、一見タテマエくさいけど、意外にバックトラックがいいっての多いよね。それにしても、香取慎吾はこのキャラクター、メチャ、ハマリ役。マヨネーズ・ブームも生んだ。
 
 

GLAY「とまどい」

 作詞/作曲:TAKURO
 (100万枚/年間13位)

 ボクのとっては、GLAYの存在が「とまどい」だ。いまもってミリオン売れるというのが、よくわからない。いちど、大衆をつかめば強いというのはわかっていても、7月に「MERMAID 」を出して、77万枚売ったばかりである。しかし、世間的な勢いはまったく見えない。ヴィジュアル系と呼ばれたバンドたちが表舞台から消えた感じと大差なく思えるのに。それとも、こっちが勝手に世間から孤立してるだけなのか。
 
 

Mr.Children 「NOT FOUND」

 作詞/作曲:桜井和寿
 (60万枚/年間36位)

 ミスチルの新曲は「NOT FOUND」 やって、インターネットを意識してんのか知らんけど、それは元ヨメのセリフやゆーねんな。自分はギリギリ・ガールズかなんかとホテルにしけこんで、どこにも見つかれへんゆーてね。ところで、このスキャンダルあのあと、桜井らしく、マジメに謝罪したという。この後、どんどん社会的発言や活動が増えていく桜井の、唯一の汚点か。でも、汚点と言ってしまうと、現ヨメの方に失礼か。
 
 

矢沢永吉「THE TRUTH」

 作詞:加藤ひさし/作曲:矢沢永吉

 収録アルバム
 『STOP YOUR STEP』は ⇒ こちら

 9月のアルバム『STOP YOUR STEP』のジャケットにおける、いまさらながらの不良ぶりっ子には凄みと伝統芸を感じる。日本のマーケットをまったく考えてなさそで、セールスもいまだに10万枚以上売ってたりする。昔は、歌謡曲フィールドのロックンローラーてなイメージだったんが、いまや歌謡曲ともちがう、どっか別次元で活躍してる。ナツメロ的存在ではあるにしても、この人がいちばん大人のためのロックをやってるんじゃないか。
 
 

山本美絵「カーネル」

 作詞:山本美絵/作曲:山本美絵、takeimai

 いやー、まいった。ねばっこい歌い方で、また椎名林檎のマネッコが出てきたんかと思ったら、ちがった。歌い方が悪ふざけの位置に達してる。とくにイイのがヴォーカル・ソロみたいなのがあって、「ハーハー、フーフー」やってる。なんじゃそりゃ! 歌詞もありがちだけど、好きなパターンだし。微妙に悪意のある気がして、気になる気になる。まだチェックしたばかりで全貌は不明だが、要注意だね。
 
 
●Whiteberry「夏祭り」

 作詞/作曲:破矢ジンタ
 (63万枚/年間34位)

 突然、ジッタリンジンのカヴァー。
 
 
■音楽Topic 2000.08

 山下達郎がいまラジオでやってる納涼夫婦放談。FM東京&大阪の30周年イベントに竹内まりやが出たんで、武道館でのライヴの模様をミックス・ダウン&マスタリングして、ラジオでかけてる。言ってみれば、ミュージシャン本人による海賊盤。……このスタンスがけっこういいなって思ってね。ハードウェア技術の進歩がもたらした側面もあるけど、レコード会社がリリースしますとかのパッケージング=商品化とは無縁のスタンスがね。

 夏の大型野外ロック・フェスが恒例化するきっかけとなったイベント『ロック・イン・ジャパン・フェスティバル』が国営ひたち海浜公園にて開催された。企画制作はロッキング・オン。類似イベントは増えたが、〈国内最大級〉の地位を保っている。
 
 
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