B’z 「Don’t Leave」
作詞:稲葉浩志/作曲:松本孝弘
(144万枚/年4位)
14thシングル。ボーカルが作詞を手がけて、ギターが作・編曲をするという見事な分業制も、なんかすごい見切ってる感じがする。ニーズのあるところだけで成立しているデジタルな編成。クレジットでほぼ毎回編曲のところにいる明石昌夫はプログラム担当。他にも演奏の部分では他人が参加する。バンドのメンバーと言いつつ、ないがしろにされるよりはすがすがしい。いちいち脱退騒ぎとかならないし。
ZARD「この愛に泳ぎ疲れても」
作詞:坂井泉水/作曲:織田哲郎
(88万枚/年間24位)
11thシングル。珍しい体験を告白風につづるでもなく、平凡な出来事を非凡に輝かす技術もないのに、自分で詞を書いて歌を歌ってるシンガーは多い。それって、印税のためなんだろうか。勝手な期待を押しつければ、じつは坂井泉水はそんな産業ポップスに最も腹を立てているアーティストであって欲しい。そんな詞なんていくらでも書けるという反発の証明として、常時1位を走ってるんなら、愉快だ。
藤谷美和子・大内義昭「愛が生まれた日」
作詞:秋元康/作曲:羽場仁志
(114万枚/年間13位)
『そのうち結婚する君へ』(日本テレビ)挿入歌。ひさびさの男女デュエットという印象があった。ま、歌はどうでもよくて、個人的に藤谷美和子がメチャクチャ好きっていう。あのー、デビュー当初のアイドル的人気のころは、ぜんぜん興味なかったんだけどね。あるとき、TVで見て、30才を過ぎてるのを知って、30過ぎて、かわいいやつもいるんだ。女は30才になってもいいんだ、と。
■音楽Topic 1994.02
アパレル・ブランド「NICECLAUP」 (ナイスクラップ)が登場。オシャレなファッションを求めやすい価格で提供し、若い女性たちの人気を得た。
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