1985年06月発売のヒット曲と話題

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中森明菜「SAND BEIGE」

 作詞:許瑛子/作曲:都志見隆
 (46万枚/年間7位)

 松田聖子の「Rock’n Rouge」につづき英語オンリー・タイトルでチャート1位を獲得。出すたびに1位、それも、初登場でっていう明菜だからこそできた。楽曲的には、この作品がいいとか悪いとかじゃなく、なんか目先を変えようとしてるなあって印象が強かった。これとか「TANGO NOIR」とか。1位が1週だけというのは、ようするにファンにだけ支えられたセールスなのだが、それが30~60万枚くらいあった。そんなに求められていたのか。
 
 

SEIKO 「Dancing Shoes」

 作詞/作曲:Steve Kipner & Paul Bliss

 イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、スぺインでも発売された12インチ・シングル。8月には、初の英語版アルバム『sound of my heart 』がリリースされた。引退へのご褒美だったのだろうか。神田正輝と式を挙げた松田聖子は専業主婦になるつもりだった。「結婚したら、やっぱり家にいて、白いエプロンに、レースのついたテーブルクロスみたいな、そんな感じですよね」
 
 

河合奈保子「マンハッタン・ジョーク」

 作詞:秋元康/作曲:大野雄二

 ルパン三世『バビロンの黄金伝説』の主題歌。松田聖子と同年デビューで、10代男子的には松田聖子派と河合奈保子派があったらしい。エイベックスの松浦氏がたしか河合奈保子ファンだ。しかし、セールス的には、惨敗。たった1曲1週だけの1位がこれ。歌謡界的な印象は皆無。両A面で「デビュー」の方は記憶にないけど、「マンハッタン・ジョーク」は好きですよ。
 
 
●安全地帯「悲しみにさよなら」

 作詞:松井五郎/作曲:玉置浩二
 (44万枚/年間9位)
 
 
■音楽Topic 1985.06

 15日。国立競技場でおこなわれたイベント〈オール・トゥゲザー・ナウ〉で、はっぴいえんどが1日だけの再結成された。

 18日。豊田商事・永野会長が報道陣のまえで刺殺されるという前代未聞の事件がおきる。豊田商事は〈悪徳商法〉の代名詞的存在で、金取引を名目に高齢者などを食い物にしていた。つまり、永野は悪人だ。それを殺すといって男が殴り込んでいくところをTVカメラはしっかりととらえ、その後、くり返し放送し高視聴率を得た。その映像は間接的に、だれ1人殺人を止めなかったことを記録していた。これは未必の故意じゃないのか。
 
 
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