菊池桃子「卒業」
作詞:秋元康/作曲:林哲司
(39万枚/年間11位)
この年、「卒業」というタイトルの曲が重なったが、競作ではなく、それぞれオリジナル。セールスで勝ったのは、アイドル・菊池桃子だった。
斉藤由貴「卒業」
作詞:松本隆/作曲:筒美京平
(26万枚/年間34位)
4月からスタートしたドラマ『スケバン刑事』の主演が当たって以降は女優色が強くなる。純粋にアイドル歌手として活動していたのは、このデビュー曲だけ。ふっくらとした体形が印象的だった。
近藤真彦「ヨイショッ!」
作詞:ちあき哲也/作曲:長沢ヒロ
(19万枚/年間57位)
♪やい! やい! やい! 元気がないぜ~、っと。そういや、あったな、こんな曲。マッチはこれで14作連続1位で、でも、ここまで。松田聖子には遠く及ばなかった。冒頭のフレーズは印象的だが、ボクの考えるキャッチーさとはちょっとちがう。キャッチーというにはもっと心に残る甘さが必要だ。単純に好みじゃないってだけの話かもしれんが。夜遊びのようすと祭りの雰囲気を合わせる着想がくだないと当時思った。
テレサ・テン「愛人」
作詞:荒木とよひさ/作曲:三木たかし
歌謡曲系で人気のあったテレサ・テンの代表曲。というか、「愛人」というタイトルが印象に残る。
大貫妙子「ベジタブル」
作詞/作曲:大貫妙子
資生堂・春のキャンペーン・ソング。編曲は坂本龍一だった。
■音楽Topic 1985.02
バレンタイン・デーの前日、新風営法が施行された。風俗に行かず、ヤクザのはびこる世界はイヤでも、こういう規制は基本的に全部反対だ。これにより、スナックなど女性が接客してお酒を飲ませるタイプの店は深夜0時以降の営業ができなくなった。
鈴木清順監督『カポネ大いに泣く』公開。萩原健一、沢田研二が共演。田中裕子の魅力がいちばん出た映画。終盤、話が意味不明。
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