水谷豊「カリフォルニア・コネクション」
作詞:阿木耀子/作曲:平尾昌晃/編曲:鈴木茂
(65万枚/年間12位)
『熱中時代』という水谷豊がヘンななまりで教師役をやるドラマがあって、その続編がなぜだか刑事モノ。その主題歌。♪ジグザグ気取った 都会の街並み~という歌い出しが子供にはずいぶんカッコよく思えたものだ。いま聴くとむしろ田舎者が都会に憧れてる風でダサイんだが。ショーケンに「アニキ~」と言っていたころから知ってる人からすれば、どうしちまったんだって転換期だったのかも、共演の金髪女性と結婚したことも含め。
ゴダイゴ「ビューティフル・ネーム」
作詞:奈良橋陽子、伊藤アキラ/作曲:タケカワユキヒデ
(52万枚/年間19位)
80年に国連の制定した国際児童年の国内のテーマソング。事前から決まっていたタイアップなのかなー。ゴダイゴもこんな歌歌うようになっちゃおしまいだと思った記憶がある。名前がひとりにひとつずつという歌詞が言いたいことはわかるけど、あまりにもタテマエくさいというか。でも、いまになって聴くと、そんなに悪い曲じゃないです。洋楽風味を自然に日本の歌謡曲に溶け込ませたって点で、やはりゴダイゴはすごかったのかも。
ツイスト「燃えろいい女」
作詞/作曲:世良公則
(40万枚/年間25位)
♪ンまたひ~とつ~っていう、世良公則の気持ち悪いヴォーカルがサイコーですね。いまだに、ときどき口ずさんでしまう。燃えろいい女シンドロームにかかってしまっている。♪燃えろ夏子~ってわけわかんないサビはシャウトだし。ツイスト時代の世良公則って、ぜったいロックじゃないけど、これまでの歌謡曲ともまたちがう線で。これはCMソングのせいもあって、これまででいちばん明るい根も葉もない感じが当時は好きだった。
山崎ハコ「呪い」
作詞:/作曲:山崎ハコ
暗い歌と言えば、山崎ハコ。暗すぎて、いま聴くと、半ばおもしろい。4月からニッポン放送『オールナイトニッポン』火曜日(80年3月まで)のDJを担当。5月公開の東映映画『地獄』の主題歌「呪い」を歌った。
♪こんこん こんこん 釘をさす
こんこん こんこん 釘をさす
畳が下から笑ってる
こんこん こんこん 釘をさす
ワラの人形 釘をさす
自分の胸が痛くなる
オチがなかなか。5月発売のアルバムのタイトルが『人間まがい』、もはや人間ちゃうやん。
ハナ肇とクレイジーキャッツ「これで日本も安心だ」
作詞:青島幸男/作曲:萩原哲晶
5月1日付で突然セルフ・タイトルのアルバムが発売された。これはその先行シングル。B面は「スーダラ節」で、アルバムの他の収録曲もそうだが、新しい時代に合うように編曲が変えられてある。
1日。後楽園球場における巨人対阪神戦で、初のスピードガンによる球速表示。
■音楽Topic 1979.04
クイーン来日。
ボブ・マーリィ&ウエイラーズ来日。
【関連記事】
60年代のヒット曲と話題
70年代のヒット曲と話題
80年代のヒット曲と話題
90年代のヒット曲と話題
00年代のヒット曲と話題
10年代のヒット曲と話題
最新ランキング