野口五郎「私鉄沿線」
(45万枚/年間14位)
ボクにとっての野口五郎はアイドル新御三家とかいうよりも研ナオコといっしょにヴァラエティに出ている人であって、その後はコロッケにモノマネされる人であって、コロッケはいちお歌ってたかもしれにが、とにかく歌の印象がまったくない(でも、歌がうまいって言われてたんだよね? たしか)。その代表曲とされるのが、これ。アイドルによるフォークである。歌詞は佐野元春の「Bad Girl」の原型と言ってもいいかもしれない。
増沢末夫「さらばハイセイコー」
(27万枚/年間37位)
ハイセイコーというのは、馬の名前です。歌まで作られたんですね、この人気馬は。というように、あんまりよく知らない人間には関係のない曲。「走れコータロー」のようなコミックソンゴではない。ボクが週末、父親といっしょTVでに競馬を見るようになったのは、もう少しあとで、テンポイントやトウショウボーイのころ。ともかく、第何次かは知らないけれど、競馬ブームだったんだろうなー。不景気のせいかな。
小林旭「昔の名前で出ています」
作詞:星野哲郎/作曲:叶弦大
(70万枚/77年5位)
タイトルがキャッチーだが、すぐには売れず、キャバレーまわりなどのプロモーションの結果、売れた。歌詞世界に重なる人たちに直接聴かせたわけだね。そこからヒットし、けっきょく、累計200万枚を超えたという。
●小坂忠「しらけちまうぜ」
■音楽Topic 1975.01
1年間全52話放映された『アルプスの少女ハイジ』の成功で、フジテレビ系日曜夜7時半は〈名作劇場〉というアニメ枠が定着。田辺マモルの名曲「ネロと犬」のモチーフとなった『フランダースの犬』がはじまった(ネロというのは、ローマの暴君ではなくて、主人公の男の子)。ボクはこのへんぐらいまで再放送で見たクチで、次の『母をたずねて三千里』(〈里〉って単位はこれでおぼえた)ぐらいから、記憶が鮮明になる。
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