渡哲也「くちなしの花」
(77万枚/年間7位)
小学校のころ、友人がお気に入りだった。親の聞きかじりだろうか。歌詞に合わせて、振りまで考えていた。歌手・渡哲也はこれだけの一発屋。60年代全盛だったアクション映画で登場した。のちに、『西部警察』で大門軍団を率いて、お茶の間でもブレイク。さらに、裕次郎亡きあとは、石原軍団を背負って立つ。そのころから、俳優業はひかえめになって、館ひろしにトークのネタにされたり、軍団の餅つきを指揮する姿が目立つ。
フィンガー5「個人授業」
作詞:阿久悠/作曲:都倉俊一
(37万枚/年間18位)
「学園天国」とはちがうので、まちがえないように。シリーズではあるが。和製ジャクソン5。子供たちの支持で人気爆発。翌年にかけてのヒット作となる。
桜田淳子「わたしの青い鳥」
作詞:阿久悠/作曲:中村泰士
♪クッククック~って歌詞がいいと言われても……と阿久悠はボヤいてる。でもまあ、彼女の代表曲でしょうね。クッククックもそうだが、青い鳥というのがキャッチー。青い鳥がホントにクッククックと鳴くかは知らないが。ポッポポッポでは、ここまでウケなかったんだろうな。
■音楽Topic 1973.08
山下達郎が大滝詠一と出会った。もとはといえば、喫茶店で流れた山下達郎自主盤のカヴァー・ソングを伊藤銀次が聞いたのがきっかけ。ご存じこのメンバーが中心となって、第1期ナイアガラが旗揚げされる。このころはロック・イベントが多い。直接はウッドストックの影響。現在とちがって、単体で客を呼べるバンドがいなかったって事情もあると思う。第1回沖縄ミュージック・フェスティバルには地元のバンド・紫も参加している。
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