AKB48で人気急上昇中であった〈へたれキャラ〉の〈さしこ〉こと指原莉乃が週刊文春で研究生時代(3~4年まえ)の恋愛を元カレに暴露され、博多を拠点に活動する姉妹ユニットHKT48に移籍することが決まった。
──ということについて、周囲の大人たちが大騒ぎしている。こんなの、ファン以外にはどうでもいいことのはずじゃないか。
最近は、朝日新聞あたりも総選挙を大きく取り上げていて、どうかしているとしか思えない。
アイドル・グループの物語にいちいちつきあう義理は一般人にはないはずだ。ゲームで育った世代は他人の物語に乗っかる習性でもあるのか。
AKBの成功で、名古屋、大阪、博多に類似ユニットを増殖させたのは、企業が支店を次々に出していくのとおなじで、スキャンダルひとつで有力者が地方に飛ばされるのも、サラリーマン社会ではおなじみの光景だ。だから、オッサンどももいっしょになって騒いでるのか。
それとも、ちっとも盛り上がってないNHKの大河ドラマで、ちょうど平清盛が大宰府に乗り込んだところだが、それとのからみでもあるのだろうか。
ま、本人にとっては、自虐ネタが1コ増えたってことで。危機を演出することで、ファンは結束するからなぁ。
5月に出たシングル(指原莉乃初主演ドラマ主題歌)は今回のことを予見していたかのようだ。
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