還暦で芸能界を引退すると言っていた明石家さんまはぜんぜんその気がないらしく、7月1日の誕生日にフジテレビが大々的な特番を組んだ。フジの生放送おなじみのグズグズな感じだったので、ちゃんとは見てなかったが、途中ラサール石井が語ったなにげない過去話にひっかかった。
話のメインは、さんまが自分の彼女を友だちにも、ぜったい彼女を見せないってことなんだが、それはどうでもいい。
「男が大事だから」
と、さんまのポリシーを代弁したあと、ラサール石井がこう言った。
「昔は朝の6時まで金曜日、毎週ギャグを考える会をやって……」
芸人だから、あたりまえだろ、と思うかもしれない。でも、この日のひな壇にいた連中のどのくらいが、自分の本業に対してのあたりまえをやってきたのだろう。やってなさそうなやつも、けっこう見るけど。
ところで、ラサール石井はこういう場で、迷わずひな壇芸人と化す。この2日まえには百田尚樹のツイートを批判してたのに。