1973年09月発売のヒット曲と話題

Pocket

南佳孝「おいらギャングだぞ」

 作詞:松本隆/作曲:南佳孝

 上のライヴの日、日本のロック&ポップス史上重要なアルバム『摩天楼のヒロイン』発売。南佳孝のデビュー作で、松本隆の初プロデュース作品としても知られる。矢野誠と3人、なんか新しいものを創ろうと、歌の世界は古いもの(20年代のアメリカ)、音の世界は新しいものってことで、シンセサイザーを入れようと富田勲に相談に行くと、「こいつが全部やるから」って、松武秀樹を紹介された。彼の初ギャラ仕事だった。
 
 

井上陽水「心もよう」

 作詞/作曲:井上陽水
 (28万枚/翌年39位)

 リアルタイムでフォークを聴いてないボクはラジオでふり返る特集などで知り、いくつかの曲は新鮮に響いた。これもそうだ。♪淋しさのつれづれに/手紙をしたためていますあなたに/黒いインクがきれいでしょう/青い便せんが悲しいでしょう~という日本初のミリオンセラー・アルバム『氷の世界』収録曲。♪あなたにとって見飽きた文字が/季節の中で埋もれてしまう/ああ~。
 
 
♪西城秀樹「ちぎれた愛」 (41万枚/年間15位)
 
 
♪チェリッシュ「白いギター」 (25万枚/翌年48位)
 
 
♪吉田美奈子「ねこ/扉の冬」
 
 

音楽Topic 1973.09

 9月21日、はっぴいえんど解散コンサートが文京公会堂でおこなわれた。のちに、ファミリーを形成するミュージシャンが多数出演したことで、エポック・メイキングなイベントとなった。松本隆がいたころのムーンライダーズ、シュガーベイブ、ココナッツ・バンク、吉田美奈子、南佳孝といった面々。細野晴臣はこれを〈あまりにも言葉に固執したぼく達の音楽への新しい1ページ〉〈方法としてのミュージック〉と位置づけた。

【関連記事】
 1960年代のヒット曲と話題
 1970年代のヒット曲と話題
 1980年代のヒット曲と話題
 1990年代のヒット曲と話題
 2000年代のヒット曲と話題
 2010年代のヒット曲と話題

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください