子門真人「ガッチャマンの歌」

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 ○作詞:竜の子プロダクション文芸部
 ○作曲:小林亜星

 1972年10月発売
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 『科学忍者隊ガッチャマン』は、タツノコ・アニメのシリアス路線の代表作である。SFアニメの金字塔だ。
 地球の未来を担う無公害エネルギーを得るマントル計画を独占しようとする陰謀団ギャラクター。その魔の手から守るため、南部博士のもとに編成された5人の科学忍者隊。科学忍法〈火の鳥〉で世界を股にかけて、ギャラクターの果て無き悪に対してスピードとサスペンスにあふれる戦いを繰り広げるというストーリー。
 相当マニアがいるらしく、ビデオ化などでも、常に稼ぎ頭として優遇されている。ボクなど、タツノコといえば、タイムボカン・シリーズ以外のなにものでもないが、世間はそうではないらしい。
 シリアス路線だと、ボクは『新造人間キャシャーン』の方が好きだ。ガッチャマンの中では、コンドルのジョーが好きだった(そういう人は多いだろう)。
 とはいえ、〈科学忍法 火の鳥だ〉というのは、けっこうナンセンスなギャグかもしれない……科学と忍法くっつけんなよ。

 これも主題歌、替え歌が有名ですね。

 ♪誰だ 誰だ 誰だ
  オレのラーメン食ったやつ

 子門真人の大げさな唱法を知っていれば、より笑える(withコロムビアゆりかご会)。原詞は各自検索してください。
 同時期に、これも人気アニメのひとつである『ど根性ガエル』もはじまっている。こちらは、平面ガエルという発明がすごい。梅さんみたいなアナクロ・キャラもいるが、70年代はまだ『前略おふくろ』がはやったりする時代だからね。
 『ど根性ガエル』も再放送でくり返し見たが、そんなにハマりはしない。もう少し上の世代への影響の方が強いはず。それでも、20代前半のころ、ボクがメガネを頭に突きさしていると、2つ下の女の子に「ひろし」と言われた。
 でも、ピョン吉がキライなのよ。それって致命的でしょ?

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